つくし保育園

つくし保育園

□規模:512㎡

□構造:鉄骨造

□完成年月:2013.02.28

○コメント○

■(保育の理念・保育の心)

  • 法人の保育に対する理念は、こどもが内に顕在している「文化・個性・感性」を開花していくよう育むこと。
  • この理念顕現のため、担当の保育者たちは「素直・信頼・感謝・自由」を保育の心として設計に参加した。
  • この保育の心は、保育者が各々の人生で最も大切にしていると同時に子供たちの伝え続けたいとのこと。

■(デザイン・設計監理と工事)

  • 上記の法人の理念と保育の心に相応しい空間づくりのために、デザインの集中とデザインを施す部所を絞り込み、絞り込んだ部所を中心に全体の雰囲気を設計した。
  • 立地条件は駅構内でホームから外れた位置にあり、その直下と言う極めて厳しい騒音・振動環境の中にある。
  • 従って、出来るだけ静かな環境にするために、浮き床を採用するとともに壁面と屋根は遮音等級をそれぞれT-3以上、T-3.5~T-4とし、特に入念に遮音・防振仕様の設計を行った。
    (屋根・外壁:ALC150、外壁開口部:ガラスブロック145×145×95、樹脂サッシュ・ガラスはT10+A16+T6 (強化ガラス)、窓ガラスによるエネルギーロスを最小限に抑制し、最大限の省エネを実現している。防露性能)
  • また、非常時・日常共に園として安全/安心な環境のために防火・耐火設備を徹底すると同時に、非常時に避難場所を想定し2~5歳児の保育室スペースをロールスクリーンで間仕切り可能な限りオープンな空間にした。
  • 工事に当たっては、法人・監理者・施工者は「一つのチーム」を作り、文字通り3者一体となり短期間の工期と高速鉄道の高架下と言う作業も極めて困難な環境の中で杭打ち工事をも含み、見事に理念を現実化させ完成、2013年4月01日開園に至った。

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